育休明けの保育料はいくらかかるの?
保育料を安く抑える方法はある?
こんな疑問を持っているあなたに向けて書いています。
この記事では、保育料の決まり方や確認方法、保育料を安くするためにできることを紹介します。
保育料は3歳児クラス以降無償化になりましたが、0歳〜2歳児クラスまではガッツリ保育料がかかります。
保育料がどれぐらいかかるのかわかるだけで、復帰後の働き方や家計のやりくりについて考えることができます。
育休明け保育園に預ける予定の方は必見です!

育休明けの保育料はどうやって決まる?

育休明けの保育料の決まり方、確認する方法を解説します。
保育料の決まり方
保育料は世帯(父・母)の住民税の金額によって決まります。
住民税は前年の収入をもとに決まるので、世帯の収入が大きく影響するのです。
保育料は毎年9月に更新され、時期によっては前々年(産休前)の収入が反映されます。
例)2022年5月に出産。2023年4月に入園の場合
2023年4月〜8月の保育料→2021年の住民税額(2021年の収入)で決まる
2023年9月〜2024年3月の保育料→2022年の住民税額(2022年の収入)で決まる

4月入園の場合、8月までの保育料は産休・育休中で収入が減っていることは考慮されません。
育休明けすぐでも高い保育料を支払わないといけないこともあります。
ただ、産休・育休中にもらった「出産一時金」や「出産手当金」「育児休業給付金」は収入として扱われないので、9月以降の保育料は下がる人が多いです。
住民税の確認方法
住民税を確認する方法は、「特別徴収税額決定通知書」(会社員の場合)もしくは「納税通知書」(フリーランスなどの場合)を見てください。
この書類は毎年5月〜6月ごろに会社や自治体から届きます。


会社員の場合は、特別徴収税額決定通知書の「特別徴収税額」が住民税の納税額となります。
ここをチェックしましょう。
保育料の確認方法
世帯(父・母)の住民税の金額がわかったら、保育料がいくらになるのか確認しましょう。
保育料の金額は住んでいる自治体によって変わります。
保育料は住民税の金額をもとに階層別に決まっています。
横浜市と大阪市の場合、同じ住民税でも約4,000円ほど保育料が変わります。
保育料がいくらになるのかは、【住んでいる地域 保育料】で検索すると一覧表が確認できたり、保育課などに問い合わせると教えてくれたりします。
育休復帰前にどれくらい保育料がかかりそうなのか知っておくと安心です。



保育料を安くする3つの方法


保育料は支払う住民税の金額で決まるので、控除をうまく活用して住民税を少なくすれば保育料も下げることが可能です。
ただ保育料の場合は以下の点に注意が必要です。
- ふるさと納税や住宅ローン控除があっても保育料は下がらない
- 保育料を下げるためだけに節税をしようと思わない



保育料は住民税金額の階層で決まります。
住民税がいくら下がれば、階層が1つ下にいくのかも合わせて確認しておくといいでしょう。
保育料を安くする方法として、育休明けのあなたにやってほしい優先度が高い順番で紹介します!
配偶者控除・配偶者特別控除
配偶者控除や配偶者特別控除は産休・育休中や仕事復帰1年目で収入が一定以下であれば使うことができます。
1~12月の1年間の収入が、
- 103万円以下の場合:配偶者控除
- 103万円超201万円以下の場合:配偶者特別控除
を受けられます。
「出産一時金」「出産手当金」「育児休業給付金」は収入には含みません。
配偶者控除は38万円、配偶者特別控除は3万円〜38万円の控除を受けることができます。
配偶者控除・配偶者特別控除を受ける方法
- 夫が会社員の場合:年末調整
- 夫がフリーランスの場合:確定申告
産休・育休中や仕事復帰1年目は収入がかなり減ります。
配偶者控除や配偶者特別控除を活用して世帯の住民税を下げましょう!
医療費控除
医療費控除は「1年間に支払った医療費が10万円以上」のときに使うことができます。
場合によっては、10万円以下でも受けられることもあります。
出産した年は医療費が10万円を超えていることが多いので、必ず病院の領収書を確認しましょう。
医療費控除は世帯全員分の医療費を合算できます。



医療費控除を受けるためには、病院でもらう領収書が必ず必要なので捨てずに置いててください!
医療費控除を受ける方法
医療費控除は会社員・フリーランス問わず確定申告が必要です。
「医療費控除の明細」を作成して確定申告をすることになります。
その他の控除を漏れなく受ける
生命保険や地震保険に加入していたり、個人型確定拠出年金(iDeCo)を掛けている人は年末調整や確定申告をするときに控除の申請を必ずしましょう。
保育料を下げるために新たに生命保険に入ったりiDeCoを始める必要はありません。
育休明け、家計への影響を抑えるために


仕事復帰すると保育料がかかり、時短勤務の場合は給料が下がります。
さらに将来かかる子どもの教育費に不安になる人も多いです。



育休明け仕事をしてみて、時短で給料も安く保育料が高い状況で「何のために働いているんだろう?」と不安になりました。
この不安を少しでも軽減させるために、私は家計管理を徹底的にやりました。
毎月いくら収入があって、どれくらい使っているのかが把握できれば仕事復帰後の家計をイメージできます。



そこで、マネーフォワードのアプリで銀行口座やカードを連携させて自動で家計管理ができました。
手入力するのは、現金で支払ったときだけ。
電子マネーなどとも連携ができるので便利です。
私と同じようなめんどくさがりのあなたには「マネーフォワード ME」がおすすめです!
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まとめ


この記事では、「育休明けの保育料はいくらかかるのか。安く抑える方法」を紹介しました。
保育園の入園が決まり、保育料の通知が来たときに金額で驚く方も多いです。
保育料がどうやって決まるのか理解していれば、保育料を抑えることができるのです。
仕事復帰をすると毎日とても忙しくて家計管理もゆっくりできないので、育休が終わるまでに、一度家計を見直してみてくださいね♪
育休明けのお悩みについては以下の記事もご覧ください!






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