つわりでしんどいけど、もう有給が少なくて休めない。
つわりで傷病休暇は取れるの?
この記事は、そんなあなたに向けて書いています。
私は営業職を続けながら、2人を妊娠・出産。
2人目のときはつわりがひどく仕事を休みがちでした。
有給が減っていくと、「次の日もしんどかったらどうしよう」「欠勤になって給料が減ったらどうしよう」と不安に。
そこで、1ヶ月間の傷病休暇を取りました。
この経験をもとに、つわりで傷病休暇を取る方法やメリット・デメリットを紹介します。
妊娠中は「自分の体調が一番」
つわりで傷病休暇は取れる?

つわりでも傷病休暇は取れます。
傷病休暇とは、病気やケガなどで仕事ができなくなったときに利用できる特別な休暇のことです。
傷病休暇には、仕事中にケガしたときに適用される「公傷病休暇」と仕事外でのケガや病気のときに適用される「私傷病休暇」があります。
つわりで傷病休暇を取る場合には、「私傷病休暇」になります。
傷病休暇を取るには、医師の診断書などがあればスムーズに休暇を取れます。
必要書類や手続きは、会社もしくは健康保険組合に確認をしましょう。
傷病休暇を取るためにしたこと

妊娠初期は日によって体調が変わり、休むたびに有給が減っていくのが不安になりました。
そこで、先輩から傷病休暇を取ってみては?と勧められました。
私が傷病休暇を取るまでにしたことを紹介します。
- 産婦人科で相談し、診断書をもらう
- 会社に診断書を提出し、傷病休暇を取る
順番に解説します。
産婦人科で相談し、診断書をもらう
傷病休暇を取るためには、病気であるという医師の診断が必要です。
基本的につわりは病気ではありませんが、つわりがひどいと「妊娠悪阻」という病気になります。
私は、素直に主治医の先生につわりの状況と仕事を休みたいことを伝え、診断書を書いてもらいました。
休職期間は1ヶ月で、まだつわりが続くようなら次の健診で相談しようとなりました。
先生によっては、なかなか診断書を書いてくれない先生もいるかもしれません。
その場合は、他の産婦人科を受診してみるのも一つの方法です。
会社に診断書を提出し、傷病休暇を取る
診断書をもらってから、会社に傷病休暇の申請。
上司や総務の人には、忙しい中迷惑をかけることを伝え休みに入りました。
職場の人たちはみんな良い人だったので、安心して休めました。
傷病休暇中の給料はどうなる?

傷病休暇中は出勤扱いにならないので、給料はありません。
その代わり、月収の2/3の金額で「傷病手当金」が支給されます。
傷病手当金をもらえる条件は健康保険組合などによって異なるので、確認してみましょう。

一般的な条件は以下の通り
- 体調不良やケガなどのため業務につけない
- 連続する3日間(土日も)を含む4日以上業務につけない(最初の3日間は有給か欠勤、4日目から傷病休暇)
- 休業期間中に給料が出ない
傷病手当金がもらえるのは、最大1年6ヶ月まで。
つわりの症状が後期まで続くという人は、傷病休暇からそのまま産休ということもあります。
傷病手当金をもらうためには?
傷病手当金をもらうためには、会社から「傷病手当金支給申請書」を受け取りましょう。
病院で必要事項を記入してもらい、会社に提出します。
私の場合、申請から振り込みまで1ヶ月ぐらいかかりました。
傷病手当金の申請は傷病休暇が明けてからなので、一定期間収入なくなります。
貯金を切り崩すことになると思っておきましょう。
傷病休暇を取る注意点


つわりがしんどいときは思い切って休むことも大事です。
ですが、傷病休暇を取ると影響を受けることがあります。
- 収入が減る
- 妊娠報告をする前に同僚に妊娠がわかる
収入が減る
傷病休暇中に給料は発生せず、傷病手当金が振り込まれるまで時間がかかるので収入が減ります。
私の場合は、傷病休暇の申請をしてから振り込まれるまでに1ヶ月ぐらいかかりました。
会社の手続きのスピードなどによっても変わりますが、ある程度時間がかかると思っておいた方がいいです。
また、傷病休暇前の給料が振り込まれても社会保険料や所得税や住民税などの税金は免除されないため、振り込まれる金額がかなり少なくなります。
このことは覚えておきましょう。



他にも、傷病休暇中は欠勤扱いになることもあります。
その場合、ボーナスが減額されるなどの影響を受ける可能性もあります。



妊娠報告をする前に同僚に妊娠がわかる
妊娠初期は流産などの可能性もあるので、周りに妊娠のことを伝えにくいですよね。
傷病休暇を取ると同僚に妊娠が知られてしまうこともあります。
ここは、仕方ないと割り切っておきましょう。
まとめ


この記事では、つわりで有給が足りないときに使える傷病休暇を取る方法を紹介しました。
「仕事を休むことに抵抗がある」
「休みにくい職場」
色々事情があると思いますが、妊婦でしんどいときは休みましょう!
妊婦は体調が一番大事です。
私も営業職で仕事を休むことでお客さんに迷惑をかけると申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、上司や同僚が助けてくれました。
そのとき気づいたのが、「仕事の代わりはいくらでもいる」ということです。
でも、お腹の赤ちゃんのお母さんはあなただけ。
傷病休暇を取ると給料やボーナスに影響しますが、あなたは今まで頑張ってきてます!
有給がどんどん消えていく不安から解放されて、傷病休暇で一定期間ゆっくり休みましょう。
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